「ちょうどいい」距離感。2つの暮らしを守る3階建て
S様邸(広島市)
家づくりへの想い
- 二世帯の距離感をキープしたい
- ウッドデッキでくつろぎたい
- 古民家風のおしゃれな空間がほしい
玄関の向こうにまた玄関。生活リズムの違いを解決
転勤族のS様が「子どもたちを安心させたい」という想いからマイホーム計画。奥様のご実家を建て替え、3階建て二世帯住宅となりました。
1階は親世帯、2、3階は子世帯で住み分ける完全分離型。玄関扉は一つですが、玄関ホールから靴のまま階段を上がると子世帯の玄関が。異なる生活リズムの不安を解消するために取り入れたそう。各世帯が気兼ねなく生活できます。
「1階に行ってくる!」とお子様が階段を駆け下りると笑顔のご両親。2階の奥様にも、階段ホールを見下ろす室内窓からご両親のうれしそうな様子が伝わってきます。生活空間は分かれていてもすぐにつながることができるこの仕組み。ご家族の安心と笑顔を増やす家となりました。
肌触りのよいパイン材の床と、真っ白な壁でつくるリラックス空間。室内窓が光と風を通し、ご家族をつなぐ
ウッドデッキでのんびり。多目的なスペースに
2階のウッドデッキではお子様がおやつを食べたり、ご主人がゆっくり過ごしたりされています。心地良い風はリビングから3階へ、階段をつたって1階へと巡ります。1階のデッキにはDIYに張り切るお父様。家族が笑顔で暮らせる家という夢がかないました。
古民家風とストーブ。ほっこり家族団らん
奥様が憧れる古民家風を、天井の化粧梁でさりげなく取り入れたLDK。住宅密集地のため諦めた暖炉を、ペレットストーブで実現。防火対策のレンガタイルがアクセントになり、見るたびにうれしいおしゃれな空間となりました。寒い冬、ご両親も呼んで火を囲みながらおしゃべりを楽しめます。
- 対面キッチンのLDK。キッチン側に吊戸棚がなく開放的。廊下やダイニングを仕切る壁に設けた室内窓が、光と気配をやさしく伝える
- 玄関横にあるご主人の書斎。棚もデスクもつくり付け
- 「おばあちゃん家に行ってくる!」と、2階の玄関から靴を履いて1階へ
- 親世帯のキッチンはお二人用にコンパクト。スペースを有効活用できる壁付けを選択
CUSTOMER’S VOICE
とても居心地が良くて満足しています。子どももうれしいようで、お友達がよく遊びに来てくれて賑やかです。これからどんな家になっていくのか楽しみです。
- 延床面積
- 160.64m2
- 1階床面積
- 58.38m2
- 2階床面積
- 55.89m2
- 3階床面積
- 46.37m2
設計担当 繁岡秀憲
目の届く範囲にお子様やご両親の存在を感じたいという想いに、室内窓やリビング階段などで応えていきました。対話を繰り返し、ベストな間取りを導き出して実現しました。